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​西村 ゼミ

〈ゼミの内容〉

人間が「人間であること」「人間になること」の不思議を、狭い意味での教育や学校に限らず、さまざまな文化的・社会的な事象を通して考えます。その際にとくに重視しているのは、人間の自己と世界は、それを言葉で語ることによって構成されている、という視点です。哲学的思想的な文献のみならず、さまざまな事象をテクストとして「読む」「語る」、その言葉を大切に、人間を探究します。

 

〈学生や受験生へのメッセージ〉

私たちは互いに何か「役に立つ」こと――有用性――を持ち寄って生きている社会的存在です。しかし現代の私たちの社会は、とりわけ教育は、あまりにも有用性のみに目を奪われ、文学部の学びでさえ性急に「役に立つ」ことを求められて窒息しそうです。本当はそれを包み、支えている、私たちが生きていることの豊かさ、不思議さ、哀しさを、考え、感じたい――そんな学びを、一緒にしてみませんか。

 

〈卒業論文のテーマ〉

立命館での私のゼミは、2022年度の4回生が1期生です。

たとえば以下のようなテーマで卒論に取り組んでいます。

・親のジェンダー意識は大学生のジェンダー意識にどのような影響を与えているか

・スポーツ体験者は、その人間形成的意義をどのように語るのか

・子どもの自己肯定感は、多様な育児雑誌でどのように語られているのか

・家庭の文化資本と子どもの学習意欲との関係

・映画について語ることは私の「現実」の見方をどのように変えるのか

・音楽の聴取メディアの変化は音楽の印象にどのように影響するのか

『「美と教育」という謎』表紙.jpg
『教育哲学の現場』表紙.jpg
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